ビジネスとは何であるか?
この問いの回答を
“瞬時に”口に出せない限りにおいて、
ビジネスで成功を掴むのは不可能だ。
※解答ではなく回答と表記している点に注意
なぜ不可能と言えるのか?
ビジネスの全体像が鮮明に見えなければ、
「今日、自分がすべき具体的な行動プラン」を
作成することが出来ないからだ。
ビジネスを軌道に乗せるために
「すべきこと」は色々あるが、
ぶっちゃけ挑戦者の7割くらいは
「すべきこととは何なのかが明確に分かる」
という状態に辿り着くことすら出来ず、
毎日毎日、来る日も来る日も、ひたすらに、
「右往左往」し、気付いたらビジネス世界から
泡沫のごとく消えてゆく…。
当の本人は「前進」してるつもりでも、
まるで回し車に乗ったハムスターのように
同じ場所をグルグル彷徨ってる人は、本当に多い。
「1日100回以上リプ回りしていれば、
いつか必ず成功できるッッッッ!」
と、腱鞘炎になるほどスマホに
しがみついている人たちは、
その典型であろう。
ま、私のブログを読んで頂いてる方は、
適当なリプ行為が如何に非人間的なものであり、
そして実に無礼なものであるかなど
百も承知だと思いますが…。
では、なぜ、
リプ回り教の人たちは、
一心不乱にリプ回りを続けるのか?
その答えは実に単純。
「ビジネスとは何であるか?」を
正確に理解できていない為だ。
おそらくだが、彼ら彼女らは、
「とにかく認知拡大が重要である!」という
もっともらしい発想から、
その手段としてリプ回りに勤しむのだと思うが、
認知拡大は「氷山の一角」に過ぎない。
「全体像」を正しく把握していないために、
氷山の一角に過ぎない取り組みばかりへ、
希少資源「時間」を無限に投下してしまうのだね…。
Ah…もったいない。。。
それだけの時間をもっと別のことに使えば、
あっと言う間に100万円
・・・とまでは言わずとも、
月10万、20万ほどであれば
ほぼ確実に達成できてしまうのに。。。
ビジネスの全体像を正確に捉えた上で、
そこから俯瞰逆算し、
目標達成に必要な今日のアクションを導き、
それをキチンと遂行する。
ビジネスでの成功は、
そのような「毎日の積み重ね」によって
もたらされるワケである。
※積み重ねを面倒に思って、
「裏技」とか「抜け道」を探す人は
極めて高い確率で詐欺に遭う。
(なんと6年前の私のことである)
で、で、で。
既にお気付きだと思いますが、
「今日すべきこと」を常に明確化しておくためには、
大前提として「全体像」が見えてないといけません。
ハイ。というわけで本記事ではあなたに
「ビジネスの全体像」の鮮明な理解を
お届けして参ります。
同じ場所をひたすら右往左往し続けて
人生を終えてしまいたくない方だけ
続きをお読みくださればと思います。
では、いきましょう。
「出エジプト記」にはビジネスのヒントが溢れてる
旧約聖書に
「出エジプト記」
というお話があります。
ぜひとも聖書は教養として知ってほしいですが、
~~~~~~~~~~~~~~~~
私自身、未だ読破できていないので
偉そうなことは言えません。笑
(知的エリートを目指していきたいならば
ぜひ共に読んで参りましょう)
※私はクリスチャンではありません。
で、さすがにですね、
「旧約聖書を読破しなさい!」
なんてことは言えませんので、
出エジプト記のストーリーを
超〜〜ッカンタンにまとめます。
①モーセという預言者が、
②エジプトで虐げられていたユダヤ人を、
③約束の地(イスラエル)に導く。
以上。
・・・こんな雑なまとめ方をしたら、
クリスチャンからガチで怒られてしまう
気がしてならないのですが、
その時は心から懺悔しようと思います。
(これは本気で言っています)
さて、先ほど私は番号を振った上で
ストーリーの流れを解説しましたが、
それは以下のようにして
ビジネスとの対応関係を把握して頂きたいからです。
①リーダーが、
②現状に何か不満のあるメンバーを、
③理想の未来に導く。
うむ、実に似ている。
とはいえ勉強熱心なあなたならば、
今くらいのことは既知かと思います。
ここで着目したいのは、
「リーダーの任務とは何たるか?」
ということ。
それをですね、
「モーセの海割り」が
教えてくれるワケであります。
リーダーの任務は「モーセの海割り」である
モーセとは、
ユダヤ人をエジプトから脱出させ、
約束の地へと導くリーダーですが、
彼はどのような任務を成し遂げたのか?
非常に有名ですので
ご存知の方も多いでしょう。
「海割り」です。
海割りとは読んで字の如し、
海を2つに引き裂くこと(笑)
画像を見た方が早いですね、
コレです。
出典:https://art-bible.net/OldTestament/Exodus.html
エジプトから約束の地へと向かう道中、
「海を渡らなければならない」
という無理ゲーに直面したユダヤ人。
普通に考えて、無理ゲーに直面すれば、
「約束の地へ向かうのを諦め、エジプトに戻る」
ことしか出来ないワケですね。
(敵のエジプト軍が追いかけてきていたので
諦めるとは即ち「死」を意味していましたが)
そんな時に必要とされるのが
リーダーです。
リーダーとは、
一見すると無理ゲーな困難を、
「攻略可能」へ変換する存在。
旧約聖書においてモーセは、
海のせいで約束の地へ辿り着けないために、
謎の力で海水を2つに分割し、
歩いて渡れる道を創造したワケですね。
(無理ゲーから攻略可能なゲームへ)
ハイ、モーセの海割りはまさに
コミュニティビジネスにおいて
「リーダーがすべき事」なのです。
成功スキルの因数分解
基本的には、
無理ゲーを攻略可能に変換したリターンとして
「お金」を得られるのが
コミュニティビジネスです。
(別に月会費制の収益モデルでも良いのですが)
さて、それでは、
“実際に”コミュニティビジネスを行なう上で、
求められるスキルとは何なのか?
今からその全てを解説しますので、
・既に体得しているスキル
・磨き上げが必要とされるスキル
この2つにザックリと分け、
今のあなたが優先的に体得すべき事や、
ビジネスのボトルネック等を
可視化してくださいませ。
では参りましょう。
「約束の地」を定義する力
そもそも出エジプト記に於いて、
モーセは一体ナゼ、
ユダヤ人をエジプトから脱出させ、
「約束の地」を目指させたのか?
その本質を抉り出すとするなら、
ユダヤ人を幸福たらしめる為である。
エジプトでは「虐げられていた」ワケだからね。
虐げられ続けている状況下など、
お世辞にも幸福とは言えないであろう。
つまりモーセは、
彼らの幸福を願って
「エジプト脱出して約束の地に行こうぜ」
と誘ったワケだ。
では、今の話を、
「ビジネス」へと転用しよう。
あなたが作るコミュニティ全体にとっての
「約束の地」とは一体どのような場所なのか?
それを定義するのが
コミュニティビジネスの第1歩です。
ちなみにモーセ自身は
約束の地を自分で定義したワケではないので
ある意味で楽をしてました(笑)
神が
「約束の地はココだよ〜」と
教えてくれたからですね。
しかし、極アタリマエですが、
我々がビジネスを進めてゆくにあたり、
神の力を借りるなど出来るハズなく(笑)
自分自身で、
約束の地こと「理想の未来」を
【定義】する必要があります。
・・・ぶっちゃけた話をしますと、
ビジネスがスタックしてる人たちの殆どは
「理想の未来」の定義に問題を抱えてます。
要は、
「いや別に、そんな未来求めてないんだケド」
と思われるような理想を掲げているワケですな。
で、そんな、
「大して行きたくもない未来」へと
向かうための商品を売ったりしていると。
それじゃ上手くいかないよね・・・。
ちなみにちなみに。
「自己理解が重要である」
って話を、おそらく聞いたことがあるでしょう。
それが重要なのは、
自分が【心から】行きたい理想の未来を
明らかにするためでもあるんですね。
私は6年ほど個人ビジネスやってますけど、
実は自分自身すら、あまり望んでいない未来を、
さも”理想”だと錯覚し、消耗しながらビジネスしてる。
そんな人たちを数多く見てきました。
で、じゃあ、
理想の未来を正しく定義付けるためには
結局どんなことが求められるのか?
「自己理解」と「他者理解」
そしてこれらを1つの概念でまとめると
【リサーチ】です。
自分が心底求める理想を知るために、
他者が心底求める理想を知るために、
リサーチが必要とされるワケですな。
ちなみに、もし神の声が聞こえるならば、
リサーチは不要でございます。
ご参考まで。(参考・・・?)
「理想の未来」を伝える力
結論から言うと、
それすなわち「ライティングスキル」の事です。
(YouTubeが主戦場ならパブリックスピーキング力)
いくらモーセが神から
「約束の地イスラエルに行けばハッピーになれる」
ってことを教えてもらったとしても、
それを、ユダヤ人に、適切に伝えなければ、
彼らはエジプト脱出を試みてくれません。
①なぜエジプトに留まるべきでないのか
②なぜ今すぐ脱出すべきなのか
③なぜ向かうべき先がイスラエルなのか
それらを、
エモーショナルに、ロジカルに、
しっかりと「伝え」なければならぬのです。
ビジネスに置き換えますよ。
①なぜ現状に満足してはいけないのか
②なぜ今すぐ行動すべきなのか
③なぜ自分の掲げる理想が素晴らしいと言えるのか
それらを、
感情と論理の2つを駆使し
メンバーに「伝え」なければならぬのです。
で、で、で。
現代に於いてはですね、
①〜③を遅滞なく伝え切るのは、
ぶっちゃけ難しいのですよ。
なぜか?
ほとんどの日本国民の「現状」は、
【生きていく上で困りはしない状態】
だからです。
それでもここ数年は、
例えば老後2000万円問題だとか、
「もしかしてこのままじゃヤバイ…?」
って空気感が漂いつつありますが、
まあ、本気で危機感を覚えて
行動してる人はごくごく僅かでしょう。
※やらないよりは遥かにマシですが、
iDeCoや積み立てNISAを始めることは
行動でもなんでもありません。
つまるところ、ライティングスキルとは、
「アンタ、このままじゃホントにマズイわよ?」
ってことをですね、
①自分事として
②ハッと気づいてもらい
③新たな「行動」をスタートしてもらう
ためのスキルなのですよ。
ちなみにインフォ業界には、
コピーライティングとか以前に、
接続詞の使い方から学び直すべき人が多い。
もしあなたがそのような人をコンサルする際は、
現代文の受験参考書などで
文章の基礎を再学習してもらうと良いだろう。
(コレ、本気で言ってます)
自動化ビジネスの先駆けと言える
「だいぽん」氏は文章がウマイですが、
彼はもともと小説書きだったのでね。
きちんとした文章を書ける人が、
「コピーライティングテクニック」を学ぶと
一気にビジネスが成功に近付くのだが・・・。
もしそうでないのなら、
テクニックより優先的に学ぶべきは、
「日本語としてきちんと意味が通る文章」
の書き方だ。
もし仮にモーセの言語スキルがイマイチで、
「エジプトは危険なんです。
だけど、イスラエルに行くべきなんです。
イスラエルに行っても、幸せです」
↑
こんな伝え方をしていたら、
果たしてユダヤ人は
エジプトを脱出しようと決断できただろうか?
まあ、神のみぞ知るところではあるが...。
「理想の未来」を伝える力について、
よろしいでしょうか。
他者から「リーダー」だと認められる力
これはつまり、
人間力とか、魅力とか、
そういう類の話である。
モーセは別にいいんだよ、
1日3時間ガーシーチャンネルを見て
ニヤニヤしていたとしても。
神の言葉が聞こえる特殊能力を
持っているのだから。
しかし、幸か不幸か知らないが、
我々には特殊能力が与えられていない。
(いいなあ、霊界にアクセスできる人は)
「特殊能力がなければ
魅力を身につければいいじゃない」
by R・アントワネット
私がココで極めて重要だと思っているのは、
あたかも魅力的であるかのように
「取り繕う」のではなく、
本質的に魅力的な人間へと変化し続ける事。
もはやビジネススキルを超越した話だが、
ビジネスで永く成功し続けるのであれば
必要不可欠であると私は確信しています。
一応、なぜ魅力を高めるべきかについて
補足説明をしておきますか。
「理想の未来」が他のリーダーと重複するからです。
~~~~~~~~~~~~~~~
モーセは偶然たまたま、
他に預言者がいなかったからラッキーだったが、
もし他に預言者②、③、④が存在していたら…?
ユダヤ人たちは、
「どの預言者についていくべきか判断不能になる」
ワケだ。
預言者たちはみな
「約束の地イスラエルへ行こう!」
と主張しているのだから。
そのような状況下であれば、普通、
魅力的な預言者についていくよね???
暇さえあれば神様の悪口を
Twitterでブツブツ呟いている預言者に、
誰がついていきたいと思うのか。
「他にも似たような理想を掲げてる人がいるけど、
私は、あなたについていきたいんです!」
そう思われるような人間へと
変化して参りましょう。
※コミュニティビジネスは属人性が超高いヨ
ちなみに今の一連の話は
「ブランド構築」と関連づけて
考えることも可能なので
余力あらば思考を巡らせてみてください。
「海」を見つける力
もちろん「海」とは比喩であり、
それが意味するのは、
「理想の未来への到達を阻む困難」
のことである。
困難の見つけ方は、
極めてカンタンで、
極めてシンプル。
実際に理想の未来へ向けて行動する事だ。
行動し始めなければ、
困難がやってくる事は無い。
当然、
理想もやって来ない。
「海」を割る力
要するに、
「機能的価値」のこと。
困難を見つけるだけ見つけておいて、
「じゃ、各自で頑張って乗り越えてネ!」
と言ってしまうのは
さすがに突き放し過ぎだ(笑)
「理想の未来へ行くぞ!」と旗を振ったのなら、
その道中に訪れる困難の攻略方法を
しっかりとシェアする必要がある。
モーセがもし仮に、
「ごめん!海で行き止まりになっちゃった!
やっぱり約束の地に行くの無理だわ!」
なんて言おうものなら
そこに残るのは「悲劇」だ。
※モーセを信じたユダヤ人はその背後を
エジプト軍に追われていたのだから
何としてでも海を越えねばならなかった
つまり、モーセは、
①実際に海を割って困難を取り除く
②海の割り方を教える
このどちらかを遂行する責任が
あったワケだね。
まあ、実際のところ、
モーセは「神に祈った」だけであり、
海を割ったのは「神」なのだけれど。
もしかしてモーセは
神の商品を代理販売していた
アフィリエイター・・・?
とまあ冗談はさて置きw
いわゆる「自己投資」とは、
「海」を割る力を体得する上で
欠かせない営みだってことに
お気付きになられたでしょうか?
私が常日頃、
「自己投資をしない意味が1ミリも分からない」
と言っているのはこのためです。
自己投資をしないってことは、
自分の能力向上を放棄してるワケで、
それ即ち
「困難に直面したメンバーを見殺しにする」
って事ですからね…。
たま〜〜に、
「自己投資をしたのに成功しなかった!詐欺だ!」
と宣っている御仁がおられるが、
いや、自己投資って、
スタートラインに立つための条件に過ぎないから…。
困難に直面したお客さんを助けるスキル無くして
どうやってビジネスを成立させるつもりなんだろう。
マジで1ミリも理解できない。
ちなみに、自己投資には、
もう1つの効用があります。
それは、
「より素晴らしい理想の未来を描けるようになる」
という事です。
あまり好ましくない理想の未来ですが、
分かりやすく数字を出した例をば。
スキルレベル1であれば
「月3万を稼げるようになりましょう♪」
という理想の未来が限界かもしれませんが、
そこからどんどん自己への投資を続けて
スキルレベル10になれば、
「月300万稼げるようになりましょう♪」
という理想の未来を描けるようになるという、
そういう話ですね。
※軽く言及しておきますと、
理想の未来とは数字のみで
表現すべきモノではありません
ま、自分の能力が高めれば高まるほど
より良い場所へ到達できるなんてのは
感覚的に分かりますよね。
まとめ
コミュニティビジネスの全体像を、
超シンプルに示すと3つに分割可能だ。
①リーダーが、
②現状に何か不満のあるメンバーを、
③理想の未来に導く。
そして以上3つを
実行に移すフェーズで必要とされる力が、
・「理想の未来」を定義するリサーチ力
・「理想の未来」を伝えるライティング力
・リーダーで在るための魅力
・困難を発見する行動力
・困難を解決する問題解決力
この5つである。
さぁ、さぁ!
あなたのビジネスが、
より素晴らしいものへ成長する上で、
優先的に必要とされるものは何か?
そして、
「目標達成に必要な今日のアクション」は
【具体的に】どのようなものになるか?
今回お伝えした
「コミュニティビジネスの全体像」から
俯瞰逆算し、
【今、すべきこと】を
明らかにして頂ければと存じます。
では、ありがとうございました!
Mr.R
PS:
コミュニティビジネスについて
別角度から解説している記事はこちら